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製品設計(システム) A.I (2017年4月入社)
人もシステムも。
個と向き合い、全体を見る。

システムとして全体を見渡す
現在、電動パワーステアリング(EPS)のシステム設計に携わっており、主な業務は、お客様の要求に対するEPSシステム性能設計と設計評価です。
例えば、「あの音はこれぐらいに抑えてほしい」、「ハンドルをこれぐらい切ったらこれぐらいアシストしてほしい」といった、自動車メーカーのお客様からの作動音低減やハンドルのアシスト感など性能に関するご要望に応じて、製品全体の性能を設計し、調整を行います。そして、それらお客様の要求に対して、メカ、電気、ソフトウェア、制御などの各コンポーネントにどういうことをすれば性能を満たせるのかを割り振るのがシステム設計です。


読み取り、伝える力も育つ現場
大学では制御をテーマにした研究をしていました。その知見が活かせると思ったことと、研究室紹介されたOBの方がとても雰囲気が良かったことから、入社を志しました。
入社後は制御機能設計を中心に経験を積み、その後開発部門も経て、今に至ります。システム設計は複数部門が関わるため幅広い視野を持たなくてはならず、関係者も多岐にわたり、何かと調整が難しい場面もありますが、製品全体を俯瞰して携わることができるため非常にやりがいを感じています。
仕事を通じて、検証で得られたデータに対してどういう見解が得られるのかという、解析能力が上がった実感があります。ほかにも、社内外の幅広い関係者やお客様と対話する機会が多いことから、話を傾聴して相手の意図を汲み取る力が養われたと思います。また、お客様の設計部署の方とも連携を取らなければ開発は進まないため、まだまだ発展途上ですが、自分の考えをわかりやすく伝える力も鍛えられました。設計業務は黙々と作業をしていると思われるかもしれませんが、社内外の多くの関係者との連携が欠かせないため、コミュニケーション能力は重要です。


仲間を頼れる職場という心強さ
仮設を立てて検証をしたとき、予想していた通りの結果が得られたときに、やり甲斐を感じます。期待値通りに物事が進むことはなかなか少ないため、うまくいったときの達成感はひとしおです。一方で、期待値通りにいかなかったときは、その点を深堀りしていって要因を特定しますが、自分一人では対処できない問題も多く、見識がある上司に意見をもらったりします。
職場は風通しがよく、わからないことも気軽に質問できる雰囲気があり、そういった場合に上司に相談もしやすいです。会社全体としても、フレックスタイム制や毎週水曜日の定時退社推奨日が設けられているなど、ワークライフバランスも良好で、働きやすい環境です。
以前、お客様の要求に対して満たすことが難しく、時間制限が迫る中で何とか制御機能開発をしなくてはならないという状況になったことがありました。自分の頑張りだけでは限界があるため、チームの他のメンバーを頼って社内のいろいろな知見を集め、同時にお客様とこまめに相談をして要求緩和や機能について詰めていくことにより、解決することができました。このことにより、技術力だけでなくコミュニケーション力や問題解決力も大きく向上した経験となりました。
採⽤活動中の⽅へのアドバイス
物事を丁寧に追求できる人、人の話に耳を傾けて物事を伝える力がある人、対話を通じて課題解決に取り組める人が向いていると思います。また、データ解析を得意とする人は、業務を通じて力を発揮できる場が多いと思います。
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