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製品評価 A.Y (2022年4月入社)
評価という未知の世界へ。
ステアリングの安全性を担う責任。

評価業務との出会い
就職活動時、NSCIに応募した際に社内見学をさせてもらったのですが、その時に案内してくれた社員の方の対応がとても丁寧で、説明もわかりやすかったことが印象に残りました。働くにあたって社内の雰囲気や人間関係は大事な要素だと考えていたので、ここで働きたいという決め手の一つになりました。また、仕事の内容に加えて、「前橋市内勤務」「プライベート時間の重視」という気持ちが強くあり、その点でもNSCIは希望に合致していました。
入社以来、ステアリングシステムの性能強度や耐久性を評価する部署に所属しています。評価にはいくつか種類があり、性能評価では、PCで波形や数値を計測・確認して、スペックと照らし合わせます。耐久性評価は、試験機とPCを使い、繰り返しの負荷をかけたり、だんだんと強い負荷をかけていったりしてどれくらいで破断するか、テスト前後で性能の変化がないかを調べます。


少しずつ覚えて「自分の仕事」にしていく
評価という仕事の存在を知ったのは社内見学時が初めてで、最初は自分にできるだろうかという不安もありました。ただ、技術系の仕事をしてみたいという思いは学生の頃から抱いていたため、知識やスキルは入社してから学んで身に付け、少しずつ取得していきました。入社当時は車の知識ゼロ、Wordは少し触ったことはあるもののExcelは全くの未経験という状態でした。しかし、技術職といえども各種書類を作成しなくてはなりません。過去の資料を参考にしながら、ネットで調べたり先輩方に聞いたりして、今では試験結果の比較表や報告書を作成できるようになっています。車についても仕組み全体を知り、メーカーごとの特徴を覚えていきました。
現場では、先輩と一緒に作業をしながらOJTで仕事を覚えていきました。約1ヵ月の社員研修の後、工場実習を経て現場配属となり、今の部署に配属されましたが、自分に合った環境に出会えたと感じています。年間休日日数や有給休暇取得のしやすさにも満足していて、プライベート時間を大切にしたいという希望は叶えられています(笑)。
部署の先輩や上司の方々は全員話しやすく、疑問があったらすぐ質問したり、相談をしたりしていました。いずれ後輩ができたときは、自分がそうしてもらってきたように優しく丁寧に接したいと意気込んでいます。


目の前の試験が、未来の車の安全をつくる
この製品がきちんと世に出せるかどうかに自分が関わっているというプレッシャーもありますが、試作品の実物に触れながら自分の手で性能を確認しているとき、やり甲斐を感じます。特にEPSはサイズも大きく存在感があるので、その思いもひとしおです。
評価をしていると、ときには予期せぬ結果が出ることもあります。そういう時にはデータを読み取って、設計部門やチームの仲間と原因を探ります。再テストが必要な場合もありますが、「ここでちゃんと見つけておかないと、後々大変なことになる」という責任感を持って取り組んでいます。
将来的には、先輩たちが担当しているような、より複雑で難易度の高い試験にも対応できるよう目指しています。
採⽤活動中の⽅へのアドバイス
作業的に几帳面な人が向いているかもしれません。ですが、もしそうでなくとも、自分では知らなかった適性があるかもしれません。未経験のことでも、まずは何事もチャレンジしてみてください。
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